サーフィンは、自然の波に乗る爽快感と達成感が魅力の人気スポーツです。近年では、運動不足の解消やリフレッシュを目的に始める初心者も増えています。
しかし「何から準備すればいいの?」「泳げなくても大丈夫?」と不安を感じる方も多いはず。
この記事では、サーフィンの基本や始め方、必要な道具、ルール、練習方法などを初心者向けにわかりやすく解説します。
サーフィンとは
サーフィンは、波の力を利用してサーフボードに乗り、海面を滑るウォータースポーツです。波にタイミングよく乗り、バランスをとりながら進む爽快感が魅力で、自然との一体感を楽しめます。
特別な年齢制限はなく、子どもから大人まで幅広く楽しめるスポーツです。必要な道具はサーフボード、リーシュコード、ウェットスーツなどで、初心者はサーフィンスクールで基礎から学ぶのがおすすめです。
海のマナーや安全意識も大切で、自然と向き合いながら楽しむスポーツとして、ライフスタイルの一部として楽しむのも良いでしょう!
サーフィン初心者が準備すべきアイテム
サーフボード
サーフィンを始める際に最も重要なアイテム「サーフボード」。初心者は、浮力が大きくて安定感のある「ソフトボード」がおすすめです。
素材がスポンジ状でやわらかく、万が一ぶつかってもケガをしにくいのが特徴です。
また、長さが7〜9フィートのファンボードやロングボードが立ちやすく、練習に適しています。
ボードの選び方には体重や身長も影響するため、最初はレンタルして、自分に合ったサイズを試してみることをおすすめします。ボードの形状によっても操作性が変わるため、レベルアップに応じて選び直すことも検討しましょう!
リーシュコード
リーシュコードは、サーフボードとサーファーの足首をつなぐ安全装備です。波にのまれてボードから落ちた際に、ボードを手放さないために必要不可欠なアイテムです。
自分のボードの長さに合ったリーシュコードを選ぶのが基本で、ボードと同じ長さかやや長めのものが安心です。海の中でリーシュが絡まないようにするために、装着位置やねじれに注意しましょう。
リーシュが切れてしまうと、ボードが流されて大変危険ですので、定期的に劣化や損傷がないか点検することも大切です。初心者ほど波に巻かれやすく、ボードが手元を離れるリスクが高いため、しっかりとしたリーシュを使用しましょう。
ワックス
サーフボードのデッキ面に塗るワックスは、滑り止めの役割を果たします。これを塗ることで、足元のグリップ力が高まり、テイクオフ時にバランスを保ちやすくなります。
ワックスには気温や水温に応じた種類があり、「トロピカル(夏)」「クール(春秋)」「コールド(冬)」などから選びます。塗り方にもコツがあり、ベースワックスとトップコートを使い分けると効果的です。
また、古いワックスは取り除いてから塗り直すことで、常に良い状態を保つことができます。滑って転倒することを防ぐためにも、ワックスの使用は初心者にとって欠かせない準備のひとつです。
ウェットスーツ
ウェットスーツは体温保持とケガ防止の両方に効果がある重要アイテムです。海水温に応じて厚みやタイプを選ぶことが大切で、春秋は3mmフルスーツ、夏はラッシュガードやタッパー、冬は5mmのセミドライスーツなどが適しています。
サイズが合っていないと水が入り込み、冷えてしまったり動きにくくなったりするため、できるだけ自分の体型に合ったものを選びましょう。
レンタルでも対応できますが、頻繁に海に通う場合は自分専用のウェットスーツを持つと快適にサーフィンを楽しめます。
フィン
フィンはサーフボードの裏面に取り付けるパーツで、ボードの方向安定性やコントロール性能を左右する重要な部品です。
主に3枚構成の「スラスタータイプ」が初心者にはおすすめで、直進性と回転性のバランスが良く、操作がしやすいという特徴があります。
フィンの素材や形状によっても性能が異なり、取り外し可能なタイプを選べば、海の状況や技術の向上に合わせて交換できるメリットがあります。正しく装着されていないと、海中で外れたりケガにつながる恐れがあるため、事前にしっかりとチェックすることが大切です。
タオル・着替え・バッグ・帽子
サーフィンの前後には体を拭いたり着替えたりする必要があるため、タオルや替えの服は必須アイテムです。特に「ポンチョタイプのタオル」は着替えがしやすく便利です。
また、濡れたウェットスーツや道具を収納するための防水バッグもあると移動が楽になります。夏場は日差しが強いため、帽子も用意しておくと紫外線対策になります。
日焼け止め(夏)
夏場のサーフィンでは、強い日差しから肌を守るために日焼け止めが必須です。顔や首、耳、手の甲など、見落としがちな部分までしっかり塗りましょう。
特に、海水に強い「ウォータープルーフタイプ」や、汗に強い「スポーツ用タイプ」を選ぶと効果が持続します。サーフィン中は長時間水に浸かるため、2〜3時間おきの塗り直しも必要です。
また、環境に優しいリーフセーフ製品を選ぶことで、海洋環境にも配慮できます。日焼けは軽く見られがちですが、体力を消耗させたりシミの原因になったりするため、しっかり対策することが大切です。
ブーツ・グローブ(冬)
冬のサーフィンでは海水温が非常に低くなるため、防寒対策が欠かせません。特に足元や手先は冷えやすいため、「サーフブーツ」や「グローブ」を着用することで体温低下を防ぎます。
素材はネオプレン製が一般的で、防水性・伸縮性に優れています。サイズ選びはフィット感が重要で、隙間があると水が入り込み冷えの原因になります。
※ブーツは岩場でのケガ防止にもなるため、リーフがある海では年中使用する人もいます。
サーフィンを始める前に気をつけるべきこと
ルールやマナーをしっかりと学ぼう
サーフィンには海を共有するためのルールとマナーがあります。特に「ワンマン・ワンウェーブ(ひとつの波に乗れるのは基本1人)」や、波に乗っている人が優先されるルールは必須です。
無理な割り込みは危険かつ迷惑となるため、初めて海に入る前にルールを確認しておきましょう。
以下「【初心者向け】サーフィンのルールとマナー」にもう少し詳しく紹介していますので、ルールやマナーに関して知りたい方は合わせてチェックしてみてください。
天候と波を事前にチェックしよう
自然相手のスポーツであるサーフィンでは、天候や波の状況が安全性に大きく関わります。
風の強さや波の高さ、潮の流れなどをチェックする習慣をつけましょう!
波情報サイトやアプリを活用することで、初心者でも簡単にコンディションを確認できます。
ウォーミングアップを必ず行う
海に入る前は、体を温めてからサーフィンを始めることが大切です。肩まわりや股関節をほぐすストレッチや、軽いジャンプなどで体を動かしておくと、ケガの予防やパフォーマンスの向上につながります。
冷たい水への急な入水を避けるためにも、準備運動は欠かさず行いましょう。
レベルに合ったポイントを選ぶ
サーフポイントには難易度があります。初心者は、波が穏やかで人が多すぎないビーチブレイク(海底が砂地)のポイントが安全です。
無理に上級者向けのポイントに入ると危険を伴うため、自分のレベルに合った場所で練習を重ねることが大切です。
保険の加入もおすすめ
サーフィン中のケガや道具の破損、他人への接触など、予期せぬトラブルに備えて保険に加入しておくと安心です。
サーフィンスクールでは保険付きのプランも多く、自分で始める場合はレジャー保険やスポーツ保険の検討がおすすめです。万が一の事態にも落ち着いて対処できるでしょう。
【初心者向け】サーフィンの始め方
サーフィンを始めるには、まず初心者向けのサーフィンスクールに参加するのがおすすめです。
スクールでは、海のルールやボードの扱い方、波の見方などを基礎から学べるため、安全に始められます。また、必要な道具をレンタルできることが多く、気軽に体験できるのも魅力です。
始める時期は春から秋の暖かい季節が最適で、波が穏やかな日を選ぶと安心です。
最初はパドリングやボードに立つ練習(テイクオフ)から始め、少しずつ慣れていきましょう。
サーフィンは自然を相手にするスポーツなので、天候や波の状況を事前に確認する習慣も大切です。焦らず楽しみながら続けることが上達の近道です。
【初心者向け】サーフィン向けな海の選び方
サーフィン初心者が海を選ぶ際は、安全性と練習しやすさを重視することが大切です。
まず、海底が砂でできた「ビーチブレイク」のポイントです。リーフ(岩場)に比べてケガのリスクが少なく、初心者でも安心して挑戦できます。
また、波の大きさにも注目しましょう。最初は腰〜胸程度の穏やかな波の日を選ぶのが理想です。
さらに、初心者向けのサーフスクールが開かれているビーチや、周囲に同じく初心者が多い海を選ぶと、マナーやルールも自然に学べます。シャワーや更衣室、駐車場といった設備が整っている場所なら、快適に練習を続けやすいでしょう。
通いやすく、安心できる海で、サーフィンの楽しさに触れてみましょう。
【初心者向け】サーフィンのルールとマナー
大切なのが「ワンマン・ワンウェーブ」の原則。ひとつの波に乗れるのは基本的にひとりだけで、先に波に乗った人が優先されます。これを無視して無理に乗ると「ドロップイン」となり、非常に危険でマナー違反です。
また、波待ち中は周囲との距離を保ち、他のサーファーの進路を妨げないよう注意が必要です。
ローカル(地元)の人々やルールを尊重し、挨拶や礼儀も忘れずに。ゴミは必ず持ち帰るなど、海をきれいに保つ意識も重要です。
トラブルを避けるためにも、ルールを守り、思いやりの心を持って海に入るようにしましょう。
サーフィンが上達するための練習方法は?
サーフィンを上達させるには、基礎を繰り返し練習することが大切です。
まずは「パドリング」のフォームを安定させ、長く漕げる体力をつけましょう。次に、テイクオフ(立ち上がる動作)を陸上で繰り返し練習し、スムーズに立てる動きを体に覚えさせます。
また、自分のクセや改善点を客観的に見るために、サーフィンの動きを動画で撮影して振り返るのも効果的です。海に入れない日も、バランストレーニングや筋トレ、スケートボードなどで体の感覚を養うとサーフィンの上達にも繋がります。
さらに、海に入る前には波や潮の流れを観察し、海の変化に敏感になることも大切です。焦らず、継続して練習することで少しずつレベルアップを目指しましょう!
サーフィン初心者からのよくある質問
サーフィンを始めようと思っても、「自分にできるかな?」と不安になる方は多いものです。
ここでは、初心者の方がよく抱く疑問にわかりやすくお答えします。
Q.サーフィンスクールは全くの未経験者でも大丈夫?
はい、まったくの未経験でも問題ありません。サーフィンスクールは、ボードの扱い方から立ち方、海のルールまで基礎から丁寧に教えてくれるため、初めてでも安心して参加できます。必要な道具をレンタルできるところも多く、気軽に体験できます。
Q.どの季節に始めるのがおすすめ?
春から秋にかけてがおすすめです。気温や水温が比較的高く、波も穏やかな日が多いため、快適に練習できます。
夏は混雑するため、平日や朝の時間帯を選ぶとより安心です。
Q.泳げなくてもサーフィンはできる?
ある程度の泳力は必要です。ボードから落ちた際やパドリング中にトラブルが起きた場合、自力で対処できる体力と水慣れは欠かせません。
不安な方は、まずプールなどで基礎的な泳力をつけるのがおすすめです。
Q.どんな海が初心者向け?
初心者には「ビーチブレイク」と呼ばれる、海底が砂のビーチがおすすめです。岩場が少なく、転倒時もケガをしにくいため安心です。
また、サーフスクールが併設されている海ならサポートも受けやすく、練習に適しています。
サーフィンする際に泊まりたいおすすめ宿泊施設
「家族や仲間、ペットと一緒に思い出に残る時間が過ごせる」「サーフィンを楽しみたい方」におすすめの宿泊施設をご紹介します!
18の個性から選べる一棟貸しスタイル「日向サーフキャンプ」がおすすめ
「日向サーフキャンプ」は宮崎県日向市に位置する、日向ICから車で8分の宿泊カスタマイズができるゲストハウス。
サーフィン好きのオーナーそれぞれが想いを込めてデザインしています。宿泊のたびに違うお部屋が楽しめるため、何度訪れても新たな魅力を発見できます。
■ 18棟すべてに駐車場併設。一棟貸し独立ゲストハウス
■ 一棟に1~5人の宿泊が可能(最大60人まで)
■ 各オーナーのセンスが光る、それぞれ違ったデザイン
■ ペット可のお部屋もご用意
■ サーフスポット、コンビニ、レストランは車で約5分
「レジャーやアウトドアだけでなく、ホテルも思い出に残る場所がいい」といった方におすすめしたい、お部屋へのこだわりを追求した日向サーフキャンプへ泊まってみませんか?
ぜひ、「日向サーフキャンプ」へ宿泊をご検討ください。
コメント